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Mr.ロジスク

志望理由書の書き方

更新日:8月24日

こんにちは、個別指導塾ロジスクです。


総合型選抜、旧AO入試の対策を紹介するシリーズの3回目。

今回は、『志望理由書の書き方』をお伝えします!


総合型推薦に限らず、一般的な推薦入試を受験する生徒にも参考になる内容です。

ぜひご覧ください♪




志望理由書の書き方


今回は具体的に、「関西大学社会学部社会学専攻」の志望理由書を書くことを前提に話を進めて行きます。



1.書き方と条件を確認


まずは、志望理由書の書き方や条件を確認しましょう。


【関西大学社会学部社会学専攻の入学志望理由書の記入条件】

2,000字以内

志望専攻でどのような勉強をしたいのか、その理由を述べるとともに、これまでの活動実績や取得した資格・技能を社会学部での勉強・研究にどのように活かしていけるのか自己アピールしてください。




当たり前の話しですが、この記入条件に呼応した内容を書くことが大前提。本当によくあることが、話しが脱線して何が言いたいのか分からなくなるパターン。そうならないために、端的に記載内容を整理します。


今回の場合は、

社会学専攻で勉強したい内容とその理由※社会学専攻に入りたい理由ではないので注意!

これまでの経験や実績を社会学部の勉強や研究でどのように活かすのか(自己PR)

の2つです。


そして2,000字以内という比較的大きなボリュームなので、具体的な内容まで深堀して表現していきましょう。



2.枠組みをつくる


つぎに、枠組みを作って行きます。この枠組み作りが伝わる文章を書くための最重要ポイントといっても過言ではありません。


よくあることが、自分の想いを羅列してしまうケース。当たり前ですが、自分の想いを羅列するだけでは言いたいことを上手く伝えることはできません自分の経験や想いを伝えるには技術が必要で、「枠組みをつくる」ことはその基本と言えます。




細かくいうと色々ありますが、シンプルに

①主張(志望理由)

②根拠(①の理由、なぜその理由をもつにいたったか)

まずはこの2つを軸に組み立てます。


日本人の表現方法は一般的に「長々と理由をのべてから結論を言う」スタイルですが、入試に関してはそのスタイルは捨て去ってください。

「私は〇〇だと考える。なぜなら…」という①主張→②根拠の順番で表現をしないと、相手に伝わりません。




さらに②根拠をどれだけ具体的で、志望校が求める人物像に合致するものとして表現できるかがポイントになります。自分の経験や想いを、志望校のアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ要件)やオープンキャンパスで聞いた内容などに上手くリンクさせた内容を作り込みましょう。


関西大学社会学部のアドミッション・ポリシー等


最終的には、

①志望理由

②きっかけ

③具体的な内容を掘り下げ

④まとめ

おおよそ、この4ステップで表現することができれば、読みやすい枠組みは完成します。



3.内容の作り込み


ここからは具体的な内容の作り込みです。


注意点は、上にも書きましたが「具体的」に書くこと


関西大学社会学部ディプロマ・ポリシーに、

「社会的現実への的確な観察と専門的知識にもとづき、「考動力」を基盤として問題を解決し、新たな価値を創出することができる。」

という記載がありますが、単純に

『「考動力」を基盤に問題解決できるような人物になりたいと思っています。・・・』

と書いても響きません。自分の経験を元にした価値観まで表現する必要があります。



たとえば、


『…生徒会でのプロジェクトで生徒の学校生活満足度を3ポイント上昇させることに成功した経験から、より自分で考え、周りを巻き込みながら行動する力を磨くことで、自己を成長させたい想いが強くなりました…』


という形として、具体的な経験や価値観を表現することで、あなたオリジナルの説得力のあるストーリーを書くことができます。



あと、実際にオープンキャンパスや面談を経て入手した情報を取り入れることも大切です。


『オープンキャンパスで、〇〇ゼミの取り組みを聞いた時に、他大学と比較して企業や団体との繋がりが強く、もの凄く大きな裁量をもって活動されていることを知り、どの大学よりも大きく成長できる環境があると確信しました…』


このように具体的な生の情報を組み込むことで、説得力が段違いにつきます。


具体的な自分オリジナルのストーリーを紡ぐと、なによりも「熱意」が伝わる文章になります。ぜひ、自分の経験と学校との具体的な接点を多く探して、落とし込んでいってください。




4.見直し→リライト


はっきりいって、1回で完璧なものがかけることはありません。何度も繰り返し、見直して書きなおすことで、よりよいものが出来上がります


親御さんや学校の先生、塾の先生など、周りの大人にぜひ協力してもらいましょう。



 

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